たなばた祭り





たなばた画 まちのおいたち 案内え
商店街に「チイート活を入れまいか」と策をめぐらしたのが 当時流行のたなばたさんでした
普通 たなばた といえば  ささの葉 サァラサラ の幼稚園児がイメージされるのではないですか
それを大人が商売振興の手段に使おうとしていると  傍観者は笑っていたのです       
当時すでに 仙台や平塚のたなばた祭りが ご当地で人気でしたが クチコミの時代では安城で他県の
たなばたの情報はありません
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仙台や平塚の七夕行事
たまたま商工会の方が平塚のたなばたを吹聴したのがなにかを欲しがっていた 本町の商店街の方達
に火をつけて俄に盛り上がり 静岡県の清水市に駆けつけ くす玉の作り方や飾り方の指導をうけました 
たなばた騒ぎが大きくなつて駅の南全体(元南明治)に広がり 祭りの1ヶ月足らず前になって傍観者だっ
た商店もあほりを食らって慌てだしました おかげで商工会は連日連夜飾り物作りやその指導で当日ま
で大騒ぎです   
役員の方々の肝いりもさること乍ら たなばた祭りに関わった商店会や青年会婦人会も寝る間を惜しん
での活躍の結果が出ました 祭りの朝15mの竹飾りが 初めて商店街の軒並みに立ち並んだ感慨を想像
できますか  
開催期間中で一番心配だったのは雨と火災でした 飾り物の材料はすべて紙なので雨がかかると
ペシャンコになるし 飾り物の絵の具ゃ墨の滴でお客さん方の衣類を汚したりしないか 或いはなんかの
拍子で燃え出すと軒並みの飾り物がぜんぶ燃えてしまう とゆうことで役の方たちは夜になっても家に
も帰れずに保安の為に巡回していたのです
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それまでの商店街の宣伝は 芸子(芸者)さんを 飾りつけたオープンカー 実はトラツクです に乗せて 
しゃんしゃんんどん とその辺をあるいは少し足を伸ばした所まで 砂ぼこりで頭も着物も真っ白にし
乍ら うねっていたとか 小学校の講堂を借りて演劇や流行歌手を呼び その入場券を条件に中元や
歳末の大売出しをやったと聞きます
美空ひばり以外の歌手は全て来たそうです
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昭和40年代の居酒屋では 俺たちがたなばた祭りを作った  と楽しく話してくれる 御人も居られて 
日本三大たなばたを前提にしながらも やがて安城が一番と本音がてました 
その年まで継続出来るとは思ってなかったな と言われるのも本音でしょう
継続できた要因は 農業も商業も経済状態が良好だったことです 昭和27年にラジオ普及率が88.1%と
全国一位の表彰をうけたのを見ても想像できます 
加えてイベントの企画運営では先の芸能人招致など 興行師のような敏腕家が腕を叩いていたものと想
.像します
安城たなばたは昭和29年からかぞえますが根はずっと深く 明治時代から 額がく とか かざりもん 
とゆう 箱型の飾り物を作ってお互いに見せ合っていました 
額は人通りの多い所に置き 通る人や額を探し歩く人に見せます 


大見 巧画伯の挿絵です
 額を作るのは子供の仕事で 親にねだったお金をもって
駄菓子屋のような店で絵を買うのですが 絵も自慢の内で
仲間の情報に気を配り 自分だけのものを買うために西尾
15km先 や知立8kmまで歩いてさがしたのです 
たなばたの日が迫ってくると ついには大人が手伝ってし
まうのが当たり前のようでした 飾る場所はほかに お寺の
境内や学校の運動場とかもあったようです
お金持ちの家では自宅の縁側とか納屋を使って等身大の人形
を飾って 親戚や疎遠になってる知人もよんで ご飯やおや
つを振る舞い 世間話で一日を過ごしたとか 物日になって
いました
左の絵を 無断で拝借しましたすみません
挿絵は路地に枠を組んで額を飾り 短冊をつけた竹笹を立て野菜や果物をお供えして額を見せています
太鼓は 小学生が早朝から 額飾りができたことを村内に知らせるために4~5人で叩いて回ったものです
女性や子供は早朝から矢作川や明治用水まで 自転車で連れ立って 髪 を洗いに行きます 
七夕の日に髪を洗うと美人になる と言われていました 美人になってから額見物に出かけたのです
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    額 飾りの仕組み        ジオラマの様なものです
額の枠 枠に背景になる絵を 貼り付ける
切り取った 絵の裏に竹を削った細い棒を貼り付ける
額の床板に穴を開けて差し込む 上空にあるものは天井に枠を追加して突き立てる
枠は毎年つかい 絵は毎年変える
こんなものでしょう
飾るのは1日だけでした
額の前に笹飾りをして果物を供えてそれを翌日子
供が寄り合って食べます お駄賃代わりでしょう
子供なりの苦労話も出ましょうか  いいえ 
自慢話です
駄賃=こころ付け チップのような
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西瓜や果物は井戸に吊るして冷やしたのです
当時の絵の内容は 歌舞伎調で忠臣蔵の名場面が多かったようです
買ってきた絵は薄い紙に印刷したものなので 裏に厚紙で裏打ちして強さを補います 
当時は厚紙はそのあたりの店では売ってませんので 手土産等の空き箱を大事に取ってしまって 
置いたものです 糊はご飯粒でした
夜はローソクの明りで飾りもんの額を見ました ローソク立てはナスを輪切りにして釘を刺したものです 
床に燃え移らないための用心です
今でも 額の作り方を子供に教えている御人が居られるそうです
現在のたなばた祭りに この『額』を模した 仕掛けもの飾りを出す商店があります
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たなばた祭りの特典
 1 超美人の たなばた嬢 を拝めます  タッチはあなたの目だけとの規制があります
 2 あなたに バランスした人に遭遇できます 流し目を体験しましょう 
 3 old womean のダンスに 感動できます
        たなばた祭りは 8月の第1金・土・日曜日です
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