2 菜園をつくる
案内え
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菜園の三条件                        
三条件とは日当たり風通し水分を指して言います。
日当たり
日当たりは植物の生育に不可欠なことは周知のことです。 
.菜園に日陰を作るものは可能な限り排除します
作物によって多少の日当たり度の選り好みがあるので対応させます。
風通し
風通しが悪いと作物に元気がなく、病気や虫害を受けやすくなります。
菜園に風が通る 環境作り を考えて、近くに背の高い雑草等除去可能なものはすべて除去します
畝の向きを考えて風の流れと平行になるように畝立てをします。
畝の向きが 縦横入れ混じると通風の邪魔をします。
通風をよくするには 畝間を広くする。 株間を広くする。 高畝にする。 
不要になった葉や枝は取り除く 草取りをする。 掃除をする。
マンションのように背の高い障害物がそばにある
と、日当たりの害だけでなく風通しにも影響します。
弱い風は障害物に沿って流れ、 強く早い風は
障害物に当たって風向きを変えます。
支柱は風下に立てます。2本になってもいいのです。
水分
近い場所で 天然の害のない水が欲しいのです。
雨水を利用します。軒樋や縦樋を使えば予想以上の水量が得られます。
雨水は純水に近く腐りにくいのです。蓋をしておくと長らく保水できます。
川や池の水は、水草や藻が繁殖するので急いで使うようにします。 
生活排水の、洗剤気や薬物気のない物なら使えます。
米のとぎ水は かびが着きますが、使えない事はないです。
ほかの目的で菜園に行くときも 水を運んで貯水する習慣をつけます
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畝土に堆肥をすき込んで水持ちをよくする・ 
平畝にして乾燥を防ぎ 含水率を上げる・
わらやビニールシートで覆って蒸発を少なくする
深く耕す
畝に出来た水分蒸発孔を中耕で塞ぐ。
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多湿すぎるのもよくないことです。
土中に水分が多いと 空気が通らず 、種を腐らせたり、 根が呼吸出来なくなります。
 水はけの溝を作る 
 高畝にする
 深く耕す 
 通気のよい堆肥を入れる モミガラ等も効果があります。
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堆肥を入れる
土は野菜作りに必要な 水分 肥料分 空気(サンソ)の貯蔵庫です。 
地上の枝葉から取り込んだものと 土に貯蔵したものを加工合成して養分をつくり 根から茎や葉に
送り出して地上部を育て ています。
生育期間の長いものは 中耕したり追肥をし水分の補給もして応援しても、収穫が終わるころには
土はへばっています。 次の作物を作付る前に土を健康な貯蔵所に建て直すことが必要です。
貯蔵能力を増やすためには、土の量を増やすのも方法ですが、深く耕して工場になる割合を大きくす
るために、 堆肥と言う有機物の資本を投入する方が大事です。
堆肥は園芸店にあるものは安全です。牛糞堆肥 バーク堆肥 腐葉土 刈り草 稲わらが一般です。
鶏糞堆肥は肥料に類します。 堆肥には肥料分を含む物もあるが、ごく僅かなので、数に入れません。
畝土に余裕を持たせてなんでも作れる畝つくりを習慣化します。 
畝の大きさは普通畝で 巾60p高さが10〜20pあれば大丈夫です。
堆肥の量は2〜3kg/u と言い年間2回の施用が標準のようです。
畝に入れる(鋤き込む) 時期は作付の1週間前で石灰の1週間後にします
.苦土石灰は同時作業になっても影響はないようですが  鋤き込み後2〜3日待つと安心
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作付日の2週間前に石灰100g/u 1週間後堆肥2^3kgと
肥料100cc/u
1週間待って作付る
苦土石灰を鋤き込む 堆肥と肥料を鋤き込む 全体に万遍なく鋤き込まれた状態
畝の形は 平畝で石灰、堆肥、肥料の鋤き込みだったり 溝肥型であったり 鞍付き型であったりして
作物が一番好む貯蔵庫に仕立てておくのです。 
肥料
園芸店ではいろんな肥料があり迷いますが、普通は化成肥料の8:8:8が使いやすいでしょう。
この数字は 窒素(N)  リン酸(P) カリ(K) の3大要素が100g中それぞれが8gずつ均等に混合し
てある。という意味です。  
他に微量要素としてカルシウム、マグネシウム、鉄、硫黄、マンガン、銅、モリブデンがあります。
窒素(N)は葉肥え リン酸(P)は実肥え カリ(K)は根肥え です。作物はまず株を大きく育てるのが
大事なので初期は窒素分の多いものがいいと言うように会得します。
化成肥料は無機質です。有機質肥料によく使うのは 油粕と鶏糞ですが 効果に違いがあります。
植付の3〜4週間前に鋤き込んで植付の前に また耕して畝に溜まったガスを抜いてから作付します。
その間に雨にかからないようにビニールシートで覆っておきます。どちらも元肥向きです。
油粕は効き出しが遅いのと害が多いので追肥には使いません。 鶏糞は早く効きだすので追肥でき
ますが、畝に撒いてすぐに埋め込むのではなく 7日〜10日ガス抜きの期間があってから覆土します。 
使った経験がないのでいろいろ言えません。
いずれも品種が多いので容器袋の使い方に従います。
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酸度の調整 絵の色は参考でもない
土の酸度を知りたい時はリトマス試験紙を利用します
リトマス試験紙扱いは 説明書に従います
他に お高いですが 土壌酸度計があります
野菜は それぞれに好みの酸性度があります 
前作を収穫後の土は酸性が高くなって次の作物になじみ難くなっているので酸度調整をします。
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苦土石灰の場合です
.下表を参考にして施用量を決めて植えつける畝に事前に鋤き込みます。  (〜4日前)
野菜の酸性度                                    苦土石灰用量
酸性の度合い 野菜名 g/u
酸性に 強い ジャガイモ、スイカ サツマイモ、サトイモ、カボチャ 0〜50g
やや強い カブ、インゲン、トウモロコシ、パセリ 50〜100g
やや弱い アシタバ、イチゴ、オクラ、カブ、キャベツ、キュウリ、ゴボウ、コマツナ、シソ、 100g
シュンギク、ショウガ、ズッキーニ、ダイコン、チンゲンサイ、トウモロコシ、ツルムラサ
キ、トマトナス、ニガウリ、ニラ、ニンジン、ハクサイ、パセリ、ピーマン、ブロッコリ、
ミズナ、ミツバ、モロヘイヤ、ラッキョ、ラッカセイ、レタス、
弱い マメ類、ネギ類  150g
ホウレンソウ、エンドウ、 200g
上の表の右端の欄は 野菜別の u当たりの石灰の量です 
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1.uの定義
 .u とは 1m×1m×深さ10pです   深さ10p以上だと石灰の量が変わります。
         
1uのPHを1.0あげるための  苦土石灰では 100gです
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天然石灰は材料によって変わりますが、いずれも必要量は容器袋の印刷で確認してから使用します。
上の表に示された量も大まかなものだとお思いますが、もっと大まかに ねぎ豆にんじんほうれんそう と
石灰量の多いものと 酸性に強い じゃがさつカボチャにすーいか とか両極を覚えると あとは皆同じ
施量で賄えます。土に混ぜる時も畝の表面にまいたらなるべく早く鋤き込む と言うのが通説のようです。 
肥料もそうですが施用量は 平方メートル(u)で表現していますが、耕す深さは10センチメートルです。
したがって 深さ 20センチメートルになりますと、2倍の量となりますが、控え目に鋤き込んでください
畝ごとに酸性度が変わります。ジャストと言うものはありません。 大きく外れないための基本値とします。       
畝巾の定義
巾と呼ぶのは、畝の中心から隣の畝の中心まで 又は畝間の中心から隣の
畝間の中心までを言います。
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このページでは左図の呼び方をします
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畝のかたち 野菜の種類や植え方によって畝の形を変えて作物の好み習性に合った畝つくり
をします
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水を好む物に向きます。
期間の短い小物と思う
雑草が生えやすく通風にもよくない
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畝頂が広くなり 作付面積が大きくなる
たまねぎや 水分を好む物や小物野菜にむきます
種のバラ蒔き 条蒔き
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畝巾60pのこの畝では大抵のものが作れます
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根菜に向きます
水分をあまり好まないものにも向きます
.通気がよいです。
生育期間の長いもの 実をつけるもの 肥料を好む物に向きます
根張りの大きなもの トマト ナスに向き はくさい ブロッコリ キャベツも
肥効の無駄は少ないのです
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スイカ メロン カボチャ等 水分をあまりほしがらないものに向きます
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天地返し
表面にあった汚れた土と 中にあった土を入れ替えます。
スコップを踏み込んで起こした土を反転して埋め戻します。
鍬でやる場合は、表面の土を削って畝の一方に置き、次に堀あげた土を反対側に
置く、
溝の底に表面だった汚れた土を先ず戻し、次に中にあった土で埋め戻します。
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冬季に粗起こしして寒気に曝すと土の消毒になります。
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ゴミの処分法
新たに畝を作るときは、前作の残りのゴミや根っこをゴミ袋に集めて捨てます。
止む無く畝に入れる場合は次の作物の根が届かない深さまで掘って閉じ込めます。
ゴミは土の中に埋め込むと腐るときにガスが発生して作物をいためるので醗酵が
終わってから使います。
畝の中で1ヶ月も寝かせれば害はないでしょう。
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雨のあとの小石拾い
量の多い雨が降ると 堆肥や肥料の効いたいい土が流されて えらい損害になります
少しだけいいことがあります それは土の表面の小石とか 不用なもの 有害なものが見分けやすくなって
拾えることです
石は害がありますが 益はありません 雨後の畑仕事はまず 小石拾いから始めましょう
   黄金虫を退治しよう
左はコガネムシの幼虫です              右は成虫です
成虫は土の中に卵を産み付けます。
幼虫は土の中で植物の根をかじって成長します。 畑で土を起こすとよく見かけるのです。見つけ次第に捕殺します。
入れをするのに生育が悪いと思われる場合はこの虫の害を考えてもよいでしょう 一度産卵すると10匹以上に増え 植木鉢では花木の根を食われて枯れてしまいます 樹木でも倒されることもあるようです 防御は 畑を耕すときにダイアジノン顆粒を5g/m2土に混ぜるぐらいの予防しか方法はないようです 成虫にはスミチオンが効果のようです。